2017年10月、西オーストラリア州カナナラから約11,000kmの距離を経て、1本のオーストラリアバオバブが大温室にやってきました。
幹の直径は最大2m、重さ7トン(堀り上げ時)、推定樹齢400年と、日本で植栽されているバオバブとしては最大の大きさを誇ります。
オーストラリアバオバブはオーストラリアの中でも西オーストラリア州のキンバリー地方にのみ自生しています。
当時、バオバブ自生地を含む一帯の開発が決定し、この木も伐採される予定でしたが、いくつかの幸運な引き合わせの結果、大温室の大規模改修後のシンボルツリーとして当園に迎え入れることとなりました。
オーストラリアバオバブ11,000kmの旅
2017年7月の掘り上げから、同年10月の植え付けまで
導入後の様子
オーストラリアバオバブの花
2019年8月に移植後はじめての花が咲きました。
以降毎年8~9月に開花しています。夜咲きで1~2日でしぼみ始めます。初開花以降、年々花数が増加しています。
大温室導入後、毎年新梢を伸ばしながら生長を続けています。
今後、さらに大きく伸び伸びと育つよう、職員一同で大切に管理しています。