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バラ園

バラ園の面積は、約1600㎡。当園では、人気の四季咲きバラやつるバラはもちろんのこと、野生種・オールドローズ・歴史的に重要な古品種など、保存に値する貴重品種の収集に力を入れています。
バラ園では、モダンローズや世界の野生種など約700種類のバラが咲き誇ります。
バラ園のほか、鉢植え展示やログガーデンも含めると、園全体で約850品種、1,500株のバラの艶やかな競演を楽しむことができます。
見頃は5月中旬~6月中旬と10月中旬~11月中旬です。
またバラ園からは、宮島や瀬戸内海の島々の多島美がご覧いただけます。

モダンローズ

完全四季咲き性のハイブリッド・ティ(HT)や、多花性のフロリバンダ(F)など、現代のバラ園の主役となるバラです。

主なモダンローズの系統

■ハイブリッド・ティー(HT)
完全四季咲き性で大輪花。ティーの香りがある。モダンローズの代表的な系統。

■フロリバンダ(F)
完全四季咲き性で房咲き中輪花。多花性で現代のバラ園には欠かせない系統。

オールドローズ

ガリカ、ダマスク、ケンティフォーリア、ティーなどのオールドローズ約160種。日本有数のコレクションです。

主なオールドローズの系統

■ガリカ(G)
ヨーロッパに古くからあった系統で、薬用・香料用。

■ダマスク(D)
中東からヨーロッパにもたらされたバラ。ブルガリアで香料用に生産されている。

■アルバ(A)
ヨーロッパの寒冷地に適応した系統。白~淡ピンク系の花色が多く。灰白色の葉。

■ケンティフォーリア(C)
ヨーロッパで生まれた交配バラ。キャベツの葉のように花弁が多く、丸弁のカップ咲き。

■チャイナ(Ch)
中国原産のコウシンバラ・ロサ・ギガンテアに起源を持つバラ。四季咲き性・剣弁。

■ティー(T)
中国原産のロサ・ギガンテアに由来するティーの香りを持つ系統。

■ブルボン(B)
インド洋ブルボン島(レユニオン島)由来の欧州・東洋系混血バラ。返り咲きしやすい。

■ノワゼット(N)
アメリカで育成された欧州・東洋系混血バラ。返り咲きしやすい。

■ハイブリッド・パーペチュアル(HP)
大輪・返り咲きで、ハイブリッド・ティー系が出現する前の代表的系統。

原種

北半球に自生するハマナシやモッコウバラ、コウシンバラなど約100種の原種交雑種を植栽

広島にゆかりのあるバラ

広島に寄贈されたバラ、広島の名のつくバラ、広島で生まれたバラなどを紹介します。

バラの歴史コーナー

バラ園の東側スロープに、バラの歴史を紹介するコーナーができました。

西洋のオールドローズ

紀元前から知られていたロサ・ガリカを基本に、ヨーロッパから中近東に自生する様々な種が交配されて成立したと考えられている。一部の例外を除き一季咲きでダマスク香のあるものが多い。

東洋のオールドローズ

18世紀末から19世紀にかけて、中国のバラがいくつか西洋に持ち込まれたが、それらは四季咲き性、高芯剣弁、真紅の花弁、ティーの香りなど、西洋のバラにはない特質をもっていた。

西洋と東洋の混血オールドローズ

18世紀末から19世紀にかけて、西洋と東洋のバラの間で様々な交配が試みられた。ヨーロッパの気候に合い、なおかつ不完全ながら返り咲きしやすい系統がいくつか出現した。

モダンローズ

1867年、「ラ・フランス」登場。完全四季咲きで木立性の現代バラの礎となった。また20世紀初頭には、従来の交配バラにはなかった鮮黄色の花色が実現した。また、戦後は不可能といわれた青バラの作出が試みられることになる。

バラの歴史コーナーにあるバラの主な系統

■ガリカ(G)
ヨーロッパに古くからあった系統で、薬用・香料用。コンパクトな樹勢。

■ダマスク(D)
中東からヨーロッパにもたらされたバラ。ブルガリアで香料用に生産されている。

■アルバ(A)
ヨーロッパの寒冷地に適応した系統。白~淡ピンク系の花色が多く。灰白色の葉。

■ケンティフォーリア(C)
ヨーロッパで16~18世紀にかけて生みだされた交配バラ。キャベツの葉のように花弁が多く、丸弁のカップ咲き。

■モス(M)
18世紀中ごろにケンティフォリア(C)から派生した系統で、がくや花首に繊毛があり、コケが密生しているように見える。

■チャイナ(Ch)
中国原産のロサ・キネンシス(庚申バラ)とロサ・ギガンテアに起源を持つバラ。四季咲き性・剣弁。

■ティー(T)
中国原産のロサ・ギガンテアに由来するティーの香りを持つ系統。

■ブルボン(B)
1800年代初頭にインド洋ブルボン島(レユニオン島)にあった西洋・東洋系混血バラに由来する系統。返り咲きしやすい。

■ポートランド(P)
1700年代終わりにはフランスで知られていた起源があいまいな系統。雑種バラとして初めての返り咲き品種が含まれる。コンパクトな樹勢と豊かなダマスク香が特徴。

■ノワゼット(N)
アメリカで育成された西洋・東洋系混血バラ。返り咲きしやすい。半つる、つる性の品種が多い。

■ハイブリッド・パーペチュアル(HP)
ハイブリッド・チャイナ(チャイナにガリカ・ダマスクなどが交配された系統)を基本に、様々な西洋・東洋系混血バラが複雑に交配されたと考えられている。大輪・返り咲きで、19世紀後半、ハイブリッド・ティー(HT)が出現する前の代表的系統。

■ハイブリッド・ティー(HT)
ハイブリッド・パーペチュアル(HP)にティー(T)が交配されて成立した系統。完全四季咲き性で大輪、木立性の系統。モダンローズの代表的な系統。

つるバラ

つるバラには、つる性の原種から改良されたものや、四季咲き木立性のバラから突然変異でつる性になったものなど、様々な由来のものがあります。

バラの品種情報・ガイドマップ2019はこちら(Rose Guide map)

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