サボテンや多肉植物など、乾燥地に適応した植物約320品種、500株を見ることができます。
サボテンの仲間
キンシャチ(金鯱)
大きなものでは直径1mにもなるという、巨大な球状サボテンです。
種で簡単に殖やすことができますが、花が咲くまでに約20年かかると言われています。
この温室で一番大きいものは、60年以上と推定されます。
オオガタホウケン(大型宝剣)
現在、高さ約4mの大型のウチワサボテンです。初夏には、濃橙色の大きな花を多数咲かせます。
トゲが無いようにも見えますが、刺座(刺がかたまって生えている部分)には細かいトゲがたくさん生えています。このトゲには逆トゲ(カエシ)があって、皮膚に刺さるとなかなか取れないので注意が必要です。
多肉植物の仲間
リトープス属
アフリカ原産ユリ科の多肉植物で、上部の平たい部分は透明な窓になっています。乾燥に耐えるため、葉の内部で光合成を行っています。
コノフィツム属やハウォルチア属の植物にも同じような構造を持つものがあります。
変わった植物・珍しい植物
キソウテンガイ(奇想天外)
たった二枚の葉で一生を過ごす植物。コンブのような葉をずるずると伸ばしつづけます。
自生地アフリカには、大きなものでは樹齢数百年ともいわれるものもあります。
プセウドボンバックス
落葉性。幹に葉緑素があり、葉が無い時も光合成をしています。
モクキリン(杢キリン)
一見、ブーゲンビレアのよう。でも、本当はサボテンの仲間。
コノハサボテンと呼ばれるものです。10月~11月にきれいな花を咲かせます。