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ベゴニア温室

温室内には約650種類、2,000株を栽培しており、その数は西日本最大級となっています。

ベゴニアってどんな花?

ベゴニアというと、花壇で楽しむ「センパフローレンス」と思っていませんか?
実はベゴニア、野生にあるだけでも1,500種を超えるほどあるのです。
しかも、オーストラリアを除く世界中の熱帯・亜熱帯地方に広く分布し、それぞれの環境に適応して発達したため、姿形、性質も千差万別です。
そんな多様なベゴニア達に会いたくなったら、是非ベゴニア温室へいらっしゃい。
人間の手の加わっていない野生種のほかに、葉の模様が美しい「レックス・ベゴニア」や、家庭栽培でも人気のある「木立性ベゴニア」、大輪で美しい花をもつ「球根ベゴニア」を見つけることが出来るはず。
また、ガラス越しには裏方である栽培場もご覧いただけますし、展示場ではベンチを設えていますので、ゆっくりくつろぎながらご観賞ください。

ベゴニア温室ではこのように天井にも、ハンギングタイプの球根ベゴニアを飾っていますので、目にみえるところすべてが花いっぱい。空間すべてが花で彩られています。

またベゴニアはとてもデリケートな植物ですので、温室は常に一定の温度に保たれています。そのため夏は涼しく、冬は暖かい、快適な環境で1年中花を楽しむことができます。

ベゴニアの葉

ベゴニアの葉は左右非対称なのです。
まるで天使の羽のように見えることから、“Angel’s Wing”と呼ばれています。
また葉が左右非対称で大きさが違うことからか、ベゴニアの花言葉は“片思い”、思っても思われるとは限らない切ない恋心を表しているのでしょうか

球根ベゴニア

大輪で豪華な花が美しい「球根ベゴニア」はアンデス山脈に自生する野生種をもとに作り出されました。世界で一番美しい花と呼ばれています。
15~25℃の温度と、長日(光の当たる長さが長い条件)を好むため、ベゴニア温室では夏は冷房、冬は暖房を行うとともに、夜間電気をつけるなど、開花調節を行って、球根ベゴニアを1年中楽しめるようにしています。

広島市植物公園で育種されたベゴニア

以下の3品種は広島市植物公園が独自に育種したもので、公立の植物園による品種登録は日本で初めてでした。
これらは現在ベゴニア温室にて展示しています。

緑霞(ミドリガスミ)

矢竹型木立性ベゴニアでは世界初の黄花品種。(矢竹型木立性ベゴニアの黄花品種は今日までひとつもなく、世界中のブリーダーのあこがれだったんだ。広島市植物公園では約20年にわたって黄花ベゴニア誕生に力を注ぎ、このたびようやく成功したんだ。だから世界に誇るベゴニアなんだよ。)
光沢のある葉と黄色の花の調和がよく、自然にこんもりとした形に仕上がるので、鉢物として最適。

紅彩(コウサイ)

緑霞によく似た草姿でピンク色の花が咲きます。
ピンク色で小輪の花が下の方から咲き、ほとんど全ての枝に花が着くので、写真のように、株全体が花に覆われ、シャンデリアのように美しいです。
分枝性がよく、自然にこんもりとした形に仕上がるので、鉢物としてバランスがよいです。

雷鳥(ライチョウ)

手のひらサイズの超小型ベゴニア。草丈約15cmで、これ以上大きくなりません。(こんな小さな矢竹型木立性ベゴニアはとっても珍しいんだよ。)
そのうえ、こんな小柄な姿からは想像もできないような大きな赤い花を咲かせます。
それに、葉には銀斑点が入って、花が咲いていなくても観葉植物としても利用することができます

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