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ガーデニングQ&A 秋

キンモクセイの花が咲かないのはどうしてでしょうか。

花が咲かない原因としては
①まだ若木である
②肥料が豊富で徒長枝が多い
③強い剪定を行った

などがあげられます。

①普通、園芸店などで売られている苗木は若く、3~5年は咲きません。

②花芽は、4~5月に伸長を止めた新梢の節や、前年枝の中でも花芽形成期(8月)に葉をつけている節に形成されます。
夏ごろまで伸びる徒長枝には形成されません。

③花芽形成期から開花時期、つまり8~10月に強い剪定をすると、形成された花芽を切り落すことになりますから花は咲きません。また、萌芽して花芽形成するまでの間に剪定する場合、遅くなればなる程花つきが悪くなります.

そのほかに、日照不足で花つきが悪くなることがありますので気をつけましょう。

クロトンを購入して玄関に飾っていたところ、葉の色が悪くなり、やがて下のほうから葉を落とすようになりました。どのように対処すれば良いでしょうか。

クロトンは強い日差しを好む植物です。
葉の色が悪くなったのも、下葉が落ちたのも日光不足が原因です。
葉の色彩がとても美しい植物ですが、日当たりの悪い場所では、どうしても菓の色が悪くなってきます。
さらにそのままの状態が続きますと、下葉を落とすようになります。
クロトンは5~9月の間は、外で直射日光に十分当てることで菜の色彩が美しくなります。
ですから、この期間中は室内ではなく、日当たりの良い戸外で管理して下さい。
ご質問のクロトンが、それほど下葉の落ちていない状態ならば、日当たりの良い場所に置いて管理します。
ただし、暗い玄関からいきなり強い日差しの戸外に出すと、葉焼けを起こす可能性があるので徐々に慣らしていきます。
下葉がかなり落ちて、腰高の状態になっているのであれば、さし木をして仕立て直します。
さし木は、新梢を10~15㎝ほどに切り、葉を4~5枚つけた状態でさします。
5~9月の間であれば可能ですが、冬越しの事を考えると梅雨明け前までに済ませたほうが無難です。
さし穂を取った残りの株は、下のほうで短く切りつめ、新しく芽が出てくるのを待ちます。

サギソウの花が終わりました。その後の管理を教えてください。

7月から8月にかけて花を咲かせ、楽しませてくれたサギソウも、秋になると茎葉は枯れて地上部がなくなり、地下には球根が残ります。
花が終わった後花がらを取り、液肥を1~2回与え球根を充実させます。
地上部が枯れた後も乾かさないように水を与えましょう。
サギソウは湿地に生育する植物で、冬に休んでいる期間でも球根を乾かすと、干からびて枯れてしまいます。
寒さには比較的強く、地表面が少し凍っても心配ありません。
ミズゴケで植えられていることが多いのですが、そのままにして翌年も続けて栽培すると生育が悪くなります。
毎年、新しいミズゴケを使って植え替えるようにしましょう。植え替えは、早春、サクラの花が咲くころまでに行います。

サボテンの植え替えの時期と方法を教えてください。

鉢植えのサボテンは、用土が古くなると根づまりをおこしやすいので、年に1回は植え替えが必要です。
時期は3~4月、もしくは9~10月が適しています。
植え替えの方法は、まず株を鉢から抜いて古い用土をすべて落とし、根を5㎝程度に切りつめます。
そして、小さめの鉢を用意して、鉢穴を防虫網でふさぎ、ゴロ土を少し入れておきます。
用土は日向土(小粒)50%、赤玉土(小粒)40%、腐葉土10%にアグアンプなどの緩効性粒状肥料を少量混ぜたものとし、軽く湿らせてから植え付けます。
水やりはすぐに行わず、ティッシュペーパーか新聞紙を上からかけておき、植え替え1週間後に取り除いて、たっぷり水やりします。ダニやカイガラムシが発生しやすいので、月に1回、ダイシストン粒剤やオルトラン粒剤を鉢土に置いたり、カルホス乳剤800倍液をかん注すると良いでしょう。

シクラメンを、葉を残したままで夏越しさせました。これからの管理を教えてください。

9月末までに植え替えます。
鉢は、素焼き鉢でもプラスティック鉢でもかまいませんが、同じ大きさか、一回り大きな新しいものを使います。
用土は、赤玉土、腐葉土、川砂をそれぞれ5:3:2の割合で混ぜたものが適当です。
この時、マグアンプKなどの緩効性化成肥料を用土1?当り約3g混ぜておきます。
古い根鉢の表面を1割ほど崩し取る程度にし、根はあまり切り詰めません。
植え付けは浅めにし、球根上部を地上に出します。
植え替え終了後はたっぷり灌水し、夏越しさせた場所で約2週間管理します。
その後、徐々に明るい場所に移し、10月初旬からは直射日光に当てて丈夫な株に育てましょう。
11月になったら、日当りの良い室内で管理します。
最低温度を10℃以上に保てれば、年内に花を見ることができます。
なお、植え替え後の灌水は、鉢土の表面が乾いてから十分に行います。
また、追肥は、約1000倍に薄めた液肥を10日に1回ぐらいの間隔で、灌水の代わりに与え、翌春、花が終わるまで続けます。

ゼラニウムを育てていますが、葉ばかり茂って花がつきません。どうしたら花を着けるようになるのでしょうか。

花が咲かない原因として考えられるのは、まず窒素分の与えすぎです。
窒素の多い油粕等を与えすぎると、茎や葉は立派になりますが、葉が濃緑色になり、花が咲かなくなります。
そういう場合は、窒素肥料を控えて骨粉等、リン酸分の多い肥料を与えます。
次に考えられるのは、日光不足です。
ゼラニウムは強い光を好む植物で日照が不足すると葉が淡緑色になったり黄色い葉が増えます。
こうなると、新しい花芽ができないので、花が咲かなくなります。
黄色くなった葉や、茂りすぎている部分の葉は摘み取り、できるだけ日当たりの良い場所に移して育てるようにします。
また、過湿にすると、根腐れがしたり、花着きが悪くなるので、雨が直接かかる場所は避け、水も表土が乾いてから与える程度にしましょう。

ツバキの葉の表面がすすがついたように真っ黒になってしまいました。どのような処置をすればよいのでしょうか

それはすす病と思われます。
カビによる病気の一種ですが、他の病気と異なり、植物体に直接発生するものではありません。
オンシツコナジラミ、アブラムシやカイガラムシなどの害虫の排泄物にカビが繁殖して二次的に起こる病害です。
放っておくと、被害は次第に広がって葉全面がすすをかぶったようになり、観賞価値が著しく低下しますし、葉の汚れで光不足になり株そのものも弱ってきます。
すす病の治療には有機硫黄剤など(例:ダイセン他)の殺菌剤が有効ですが、これだけでは根本的な解決にはならず、すぐに再発します。
すなわち必ず原因となる害虫を駆除する必要があります。
オンシツコナジラミが寄生しているのであればスプラサイドなどを、アブラムシやカイガラムシであればオルトランやカルホスなどの殺虫剤を使用します。
また予防として、風通しと日当たりをよくし、込んだ枝を間引くことも大切です。

ドラセナ(幸福の木)を室内で育てていますが、大きくなり、下葉も枯れ上がってきました。よい再生方法があれば教えてください。

大きくなり過ぎると場所をとり、また下葉も枯れ上がってバランスが悪くなってしまいます。
このような場合は思いきって3分の1から4分の1くらいの高さに切り詰めます。
しばらくすると切り口近くから2~3個の新芽が伸び、樹形を作り直すことができます。
また、切り取った部分は挿し木に利用できます。
例えば、先端部の葉をゆるく束ね、それ以下の下葉を取り除いて適当な長さに切り、水苔などに挿したものを日陰で乾燥しないように管理すれば、1~2か月で発根するのでミニプランツとして楽しめます。
ただし、剪定や挿し木後の生育には適温が必要ですから9月上旬までに行なってください。

鉢植えのブーゲンビレアが、ツルばかりのびて花がよく咲きません。どのように管理すれば花がたくさん咲くでしょうか。

ブーゲンビレアは熱帯地方や温室では、ツルを伸ばしながら、一年中花を咲かせます。
わが国のように、冬の寒さの厳しい地域では冬は室内に入れて管理をしてやります。
霜の心配のない春から秋までは、屋外に出して充分に日光に当て、肥料(油粕など)や水もどんどん与え、幹や枝を充実させます。10月ごろには冬の休眠にそなえて、肥料を止め、水やりも少しひかえめにします。
冬は鉢を乾燥ぎみ(週1回程度の水やり)に保ち、直接寒さの当らない日当りのよい玄関や窓辺に置いて管理します。
この時期には葉はほとんど落ち、枝だけになりますが、春になると新芽が伸び、その先にたくさんの花が着いてくれます。
花が終った直後にかるく枝先を剪定してやると、新しく出てきた新芽の先に花が咲きます。
また、9月下旬~10月中旬にそれまで伸びた枝を1/2~3/4程度切りつめてやり冬にそなえます。

植物公園で、ユリの花が美しく咲いているのを見て、育ててみたくなりました。今年、球根から育ててみたいのですが、何かポイントはありますか?

球根を植え付ける場合、いくつかポイントがありますので、以下にあげてみます。

①球根の選び方・管理の仕方 褐色の斑点などの病気や害虫の跡のないもので、固く締まり重いものを選びます。
また、乾燥させると傷むので、植え付けるまでは湿らせたバーミキュライトに埋め込んでおきます。

②植え付け 9月下旬から11月中句まで行えますが、10月が一番の適期です。また深さは球根の高さの2~3倍になるよう植え込みます。

③肥料 元肥として1球根当たり化成肥料を大さじ1杯程度与えます。④植え替え 庭植えは環境がよければ、そのまま放っておいてもよく育ちますので、5年くらいは植え替えなくても大丈夫です。鉢植えは2、3年おきに新しい用土で植え替えます。以上を参考にユリを植え付けて下さい。きっと来年はきれいな花を咲かせるでしょう。

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