概 要
変化朝顔は遺伝子の変異によって葉・茎・花などが奇抜に変化したアサガオで、江戸時代から続く古典園芸植物でもあります。
広島市植物公園では、1982年に変化朝顔の種子を国立遺伝学研究所から受領したのをはじめとし、1983年から変化朝顔の栽培・展示を継続的に行うなど、国内でも有数の栽培・展示実績があります。本展では、変化朝顔の多彩な変異を楽しめるだけでなく、広島市民の有志で構成された「広島あさがお研究会」の会員が交配育種して育てた変化朝顔や朝顔にまつわる絵手紙などの作品も紹介します。
開催期間:8月23日(土)~8月31日(日)(金曜休園)
協 力:広島あさがお研究会
展示場所:広島市植物公園 展示温室
臨時売店:あり(期間中毎日9時~12時)※売り切れ次第終了
出品点数:約200点
関連イベント ※詳細はチラシをご確認ください。
展示ガイド(広島あさがお研究会会員)
期間中毎日(9時~12時)
変化朝顔展解説
開催日:8月24日(日)10時~11時
変化朝顔展講演会「江戸の園芸と変化朝顔」
講師:広島市文化財団 桾木敬太氏 開催日:8月30日(土)10時~11時
変化朝顔とは?
変化朝顔は、珍しいもの好きだった江戸時代の人たちが発展させた園芸植物の一群です。 糸のような葉、多肉植物のような姿、撫子(なでしこ)のような花、八重咲の花など、朝顔と思えない珍しいものがあり、これらはみな遺伝子の変異によるものです。変異株は種子が採れないことが多く、系統維持をするには遺伝学的な知識がないと難しいのですが、驚くことに現在の様に遺伝学が発達していなかった江戸時代でも、人々は長年の経験によって様々な変化朝顔を栽培し続けていました。
