概 要
広島市植物公園では「サクラソウ展」(46回目)を開催します。江戸時代から伝えられている貴重な園芸品種をはじめ、全国から集められた野生種とあわせて展示します。また、里山の野草園では、自生地に近い状態で育つサクラソウをご覧いただけます。
江戸時代から人々を楽しませてきた、さまざまな花色や花形の変化に注目しながら、サクラソウをご覧ください。
期 間:令和7年4月12日(土)~4月16日(水)
協 力:広島市植物公園植物友の会植物同好会
場 所:屋外展示場
出品数:約150点
臨時売店:あり
サクラソウとは?
サクラソウ(学名:Primula sieboldii)は、中国大陸東北部から朝鮮半島、日本にかけての冷涼な湿原に生える多年草で、ヨーロッパ原産のセイヨウサクラソウや中国原産のマラコイデス、オブコニカと区別するため、ニホンサクラソウ(日本桜草)とも言われます。日本の古典園芸植物を代表する存在の一つで、江戸時代に栽培が盛んとなり、自生のものでは、埼玉県さいたま市桜区田島ヶ原のサクラソウの大群落が、国の特別天然記念物に指定されて大切に保護されているほか、広島県内にも自生地が残されています。
