
ヒイラギの名が付いているのはギザギザの葉が似ていることから、また葉の付き方が複葉であることや実の付き方がナンテンと似ていることに由来します。
ヒイラギナンテンは中国南部、台湾、ヒマラヤ原産でメギ科の常緑低木です。花は、総状花序で長く伸びた茎に、冬から春にかけてたくさん咲きます。その後、果実は秋になると直径5mmほどで黒く熟します。葉は冬に紅葉して赤みを帯びます。日本には江戸時代に渡来したとされ、公園樹、生垣用などに利用されています。
写真の花はヒイラギナンテン・チャリティという交配品種で、開花時期が冬から春にかけて(ヒイラギナンテンは3~4月)、また樹高が3mと高いのが特徴です。その独特の樹形で生垣には合わず、黄色の花などが日本庭園によく馴染みます。
22025/01/27(展示場所:香りの小径)