メニュー

ホーム > 園長のおすすめ > 園長のおすすめ > 園長のおすすめ(シロバナムシヨケギク)

園長のおすすめ(シロバナムシヨケギク)

除虫菊の名で知られるこの植物は、地中海沿岸を原産とするキク科の多年草です。花が咲き終わる頃、死んだ虫が花に付着していたことなどから、殺虫効果のあるピレトリンが胚珠の部分に含まれる事がわかり、古くから殺虫剤の原料として用いられてきました。日本には1880年代(明治20年前後)に日本に導入されました。

第一次世界大戦後、日本は除虫菊の世界的な生産地として知られましたが、高度成長期には化学合成系の殺虫剤が普及し、栽培が衰えました。広島県因島や私の故郷、愛媛県大三島でも多く栽培されましたが、昭和40年代にミカン畑、最近は耕作放棄地・山へ戻りつつあります。これも世のながれか。

2024/05/01(園内位置:香りの小径、あずま屋付近)

トップに戻る