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園長のおすすめ(スジエビ)

当園の“うらら池”に自生するスジエビは、テナガエビ科の小型なタイプの川エビです。寿命は2~3年程度で、メスは約5cm、オスは3cmほどの体長があります。スジエビは、「①黒いバンドがある、②尾の先端に黒い模様がある、③前脚が鼻先より長い、④目が飛び出ていること」などの特徴があげられます。分布は日本(北海道~九州)と周辺地域(シベリアや朝鮮半島など)。繁殖は春~秋で、特に初夏に産卵するものが多いようです。産卵後は1カ月ほど腹脚で抱え、保護します。当園のものは陸封型ですが、汽水域に生息するタイプもいます。

食性については、肉食性で、水草や藻類のほかに小型の甲殻類やミミズのほか、メダカも食べるようです。天敵は、コイやカメ類、スッポン、鳥ではサギ、カイツブリなどです。スジエビは観賞用のほか、食用や釣りの生き餌に多く利用されます。

2024/6/11(展示場所:大温室正面ロビー)

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