ブナ科コナラ属の高さ15mにもなる落葉高木。花は4~5月にかけ雌雄別に咲き、果実(ドングリ)は、約2cmの球形で翌年の秋になる。果実は渋みが強く、そのままでは食用とならない。
材質は硬く、建築材のほか船舶などに使われる。シイタケの原木にも利用され、落ち葉は腐葉土に。成長が早く、伐採しても萌芽更新が進み、数年後には立派な里山を形成する樹木の一つになる。
幹の一部から樹液がしみ出てカブトムシやクワガタムシ、オオスズメバチなどを寄せ付けている。ある日の朝、行ってみると、悲惨な状態。犯人はカラス。「餌がないんでしょう」と園の昆虫博士が言う。
2024/8/19(展示場所:うらら池周辺)