サラセニアの仲間

2.サラセニアの捕虫方法

 サラセニアは筒状の葉を持ち、その中に落ちてきた虫を溶かして養分を吸収しています。
 種によって捕虫葉の形は違いますが、基本的な捕虫方法は変わりません。
 また、サラセニアの捕虫方法はウツボカズラのそれとよく似ています。

@ふた

 ふたの内側から蜜を出して虫をおびき寄せます。
 この蜜は虫に対して麻酔のような効果があり、足元がおぼつかなくなって落ちてしまうという説もあります。
 また、このふたには雨除けの働きもあります。

A口の周辺
 カールしていて表面が滑らかなので、飛んできて止まろうとした虫が足を滑らせて落ちてしまいます。

B筒の内側
 筒の内側には下向きの毛がたくさん生えていて、一度落ちた虫は這いあがることができず、もがけばもがくほど筒の奥へと入ってしまいます。

C消化液
 筒の中には少量の消化液が入っています。虫が大量に入ってきたり、雨水で消化液が薄まったりして消化力が弱まった時は、バクテリアの助けをかりて分解します。

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