熱帯スイレン

熱帯スイレンとは


  熱帯性スイレンと温帯性スイレン

 スイレン(スイレン属)は熱帯性スイレンと温帯性スイレンに分類されます。

   

 当園の温室では、日本ではなじみの少ない熱帯性スイレンを見ることができます。
 ちなみに日本の屋外で見られるスイレンのほとんどは、耐寒性のある温帯性スイレンです。

 熱帯性スイレンと温帯性スイレンの違い

 熱帯性スイレンと温帯性スイレンにはいろいろな相違点があります。わかりやすいよう表にしてみました。ハスについても比較して見ましたので参考にしてください。

分類 熱帯性スイレン 温帯性スイレン ハス
昼咲き 夜咲き
開花時間 朝〜夕方 日没後〜朝 朝〜夕方
(ヒツジグサは 
   2時〜5時)
朝〜夕方
花の特徴 水面から高く立ちあがって咲く 水面に浮かぶように咲く 水面から高く立ちあがって咲く
めしべ(花柱)は蜂の巣状
花の色 白、黄、桃、
紫、青など
白、赤、桃
(青は無い)
白、えんじ、黄など
(青は無い)
桃、黄など
葉の特徴 葉の縁は波型
水面に浮かぶ
水をはじかない
葉の縁は鋸歯
葉の裏は有毛
水面に浮かぶ
水をはじかない
葉の縁は滑らかな曲線となる
水面に浮かぶ
水をはじかない
葉はきれいな円形
葉柄は葉の中央から伸びる
水面から高く立ちあがる
水をはじく
種子 細かな種子が多数できる 直径1cm前後の大粒の種子が10〜20粒できる
地下部 ワサビ状、または球根状
(一部ランナーで増殖するものもある)
いわゆるレンコン
 

戻る