品種名 |
読み |
ひとことメモ |
浅黄 |
あさぎ |
鬱金よりも淡い花色のもの。 |
天の川 |
あまのかわ |
枝は横に張らず上に向かって伸び、花も上を向いてさく。 |
嵐山 |
あらしやま |
サトザクラの栽培品種。花弁は大きな円形で質が厚く、縁の色が濃い。 |
有明 |
ありあけ |
サトザクラの栽培品種。薄い淡紅色の花弁は大きく皺がある。通常は5枚だが、それ以上になることもある。 |
伊豆吉野 |
いずよしの |
エドヒガンとオオシマザクラの種間雑種。広く栽培されているが、伊豆半島で自生が見られる。 |
一葉 |
いちよう |
めしべが葉化している。 |
糸括り |
いとくくり |
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鬱金 |
うこん |
独特の花色は、染料のウコンにたとえらる。欧米でも人気があり、よく植えられている。 |
大寒桜 |
おおかんざくら |
埼玉県川口市の安行から広められたので「安行寒桜」とも呼ばれている。 |
オオシマザクラ |
オオシマザクラ |
伊豆大島に多い。白花、緑葉が標準形。サトザクラのもとになった重要な野生種。 |
大提灯 |
おおじょうちん |
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オオヤマザクラ |
オオヤマザクラ |
花が紅色なので「紅山桜」と呼ばれ、北海道にも多いことから「蝦夷山桜」とも呼ばれている。 |
乙女東彼岸 |
おとめあずまひがん |
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思川 |
おもいがわ |
十月桜の血を引くと言われている。小輪ながら枝を覆い尽くすほどに咲く。 |
狩衣 ? |
かりきぬ |
書物によると白色一重咲き。 |
河津桜 |
かわづざくら |
「寒桜」よりも濃い淡紅色で大きな花が咲く。「南桜」とも呼ばれている。 |
寒桜(晩咲き性) |
カンザクラ |
カンヒザクラとヤマザクラの種間雑種と考えられる。サクラの栽培種の中では最も早くから開花。 |
関山 |
かんざん |
荒川土手に栽培されていたもの。花が大きく、花弁は20から45。2本のめしべは葉化する |
カンヒザクラ |
カンヒザクラ |
日本では石垣島に自生。花が赤く、開花が早い。寒さには弱い。 |
祇女 |
ぎじょ |
祇王寺祇女桜 ? |
御衣黄 |
ぎょいこう |
淡い緑色の花びらをもつ。栽培場所によって花の大きさが違う。 |
麒麟 |
きりん |
かんざんに似ているが成長が遅く、幹がごつごつしている。 |
熊谷桜 |
くまがいざくら |
キンキマメザクラの重弁化したもの。 |
啓翁桜 |
けいおうさくら |
切り花としてよく用いられ、カンヒザクラとカラミザクラの種間雑種と考えられている。 |
ケヤマザクラ |
ケヤマザクラ |
別名カスミザクラ |
兼六園菊桜 |
けんろくえんきくさくら |
花弁の数が最も多い品種で150以上ある。 |
越の彼岸桜 |
こしのひがんざくら |
「小彼岸」によく似ているが、雌しべに毛があり10m以上も大きく育つ。 |
琴平 |
ことひら |
サトザクラの栽培品種。花は比較的小さく、4cmに満たない。 |
子福桜 |
こぶくざくら |
春と、秋から冬にかけての2回咲く。シナミザクラが片親。果実は黒熟して甘い。 |
金輪寺白妙 ? |
こんりんじしろたえ |
花色は白 ?。文献により桃色とされる場合もある。 |
作並菊桜 |
さくなみきくざくら |
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佐藤染井 |
さとうそめい |
ソメイヨシノの枝代わり品。広島市の佐藤氏が新品種登録出願中 |
佐野桜 |
さのざくら |
サトザクラの栽培品種。佐野藤右衛門よって選抜されたもの。外側の花弁は円形だが、内側のは細長い。 |
三波川冬桜 |
さんばがわふゆざくら |
オオシマザクラとマメザクラの種間雑種と考えられる。10月頃より翌春まで咲き続ける。 |
四季桜 |
しきざくら |
マメザクラとエドヒガンの雑種。秋と春の2回咲く。 |
十月桜 |
じゅうがつざくら |
コヒガンの交雑種。秋から春まで咲く。春の花は秋のものより大きく、小花柄が長い。 |
数珠掛桜 |
じゅずかけざくら |
1927年に国の天然記念物に指定されている桜。 |
修善寺寒桜 |
しゅぜんじかんざくら |
カンヒザクラとオオシマザクラの種間雑種と考えられる。樹高が10mを超えるような大木になる。 |
松月 |
しょうげつ |
葉色は緑色が強く、先端は著しく糸状に伸びる。花色は淡く上品。 |
昭和桜 |
しょうわざくら |
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仙台屋 |
せんだいや |
ヤマザクラの栽培品種。紅色の花を持つ。原木は高知市の仙台屋の前にあった。 |
染井吉野 |
そめいよしの |
はじめは「吉野桜」と呼ばれており、エドヒガンとオオシマザクラの種間雑種と考えられている。 |
手弱女 |
たおやめ |
サトザクラの栽培品種。丸い大きな花弁は皺状の凹凸が多く、先端がやや濃い淡紅紫色。 |
チシマザクラ |
ちしまざくら |
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虎の尾 |
とらのお |
長い枝に花が群がってつき、虎の尾状になる。 |
白山旗桜 |
はくさんはたさくら |
大きな白い花。正常な花弁が5枚と、花弁化したおしべが数個ある。 |
日暮 |
ひぐらし |
花弁数は約20。形は丸く、中心から周辺部にむかっての色のグラデーションが上品 |
ヒロシマエバヤマザクラ |
ひろしまえばやまざくら |
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普賢象 |
ふげんぞう |
2本のめしべを像の鼻に見立てた名前。室町時代からあると言われる古い品種。 |
紅枝垂 |
べにしだれ |
エドヒガンの枝垂れ型のなかで花色が濃い品種。大木になるものが多い。 |
紅豊 |
べにゆたか |
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松前新珠 |
まつまえあらたま |
1967年に選抜された新しい品種。花弁は30個前後、淡い紅紫色がかわいらしい。 |
マメザクラ |
まめざくら |
富士山周辺でよく見られ「富士桜」と呼ばれている。盆栽としてもよく用いられる。 |
水上 |
みなかみ |
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ミネザクラ |
みねざくら |
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八重曙 |
やえあけぼの |
花弁数は約12、福禄寿によく似る。 |
八重紅大島 |
やえべにおおしま |
花弁は20から30。オオシマザクラとサトザクラの交雑種? |
八重紅枝垂 |
やえべにしだれ |
エドヒガン群に属する。開花期が長く、人気が高い。仙台や京都に多いといわれる。 |
八重紅虎の尾 |
やえべにとらのお |
「江戸」「東錦」と呼ばれている桜と同じ栽培品種に分類される。 |
八重紅彼岸 |
やえべにひがん |
コヒガンの花が八重咲きになったもの。 |
ヤマザクラ |
やまざくら |
白い花と同時に赤褐色の若芽が伸びる。100円玉の裏側の桜はヤマザクラといわれている。 |
六高菊桜 |
ろっこうきくざくら |
岡山の第六高等学校に栽培されていた。開花時には新芽が展開している。 |