植物公園の鳥

植物公園では、思いのほかたくさんの野鳥が見られます。

植物公園では「多種の植物の収集」を重要な役割と考え、多くの植物を栽培展示しています。
当然、野鳥のえさとなる果実や葉や茎が質・量ともに豊富にあります。
豊かな緑のおかげで昆虫など多くの小動物が生息しており、これらも鳥にとって重要なえさとなっています。
また、植物が作り出す樹林、茂み、開けた花畑や草地など多様な環境が多くの種類の野鳥を生息させています。
鳥によって好みの住みかがあるのです。

表に見られるように、平成14年2月から11月の間に8目21科48種の観察が記録されており、トモエガモのように比較的珍しい種も確認されています。(残念ながらトモエガモは平成14年末から15年にかけての冬は飛来していません。)

表からもわかるように、ほぼ一年中何らかの種が観察できます。
特に、落葉樹が葉を落とす秋から冬は鳥の姿を確認しやすく観察にとって良い時期といえるそうです。
この時期は花が少なくなりますが、冬芽の観察やケヤキなどの美しい樹形の観賞をしながら、双眼鏡片手に野鳥という楽しみもふやしてみてはいかがでしょうか。

植物公園では植物だけでなく、園内の鳥の観察会を開催しています。ぜひご参加ください。日程は植物公園にお問い合わせ下さい。

平成14年2月から11月にかけて園内で見られた鳥

目 名 ▼科名 種名 2
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3
2
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13
3
/
3
3
/
7
3
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10
4
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10
5
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30
7
/
5
7
/
25
8
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23
9
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20
9
/
26
10
/
12
10
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17
10
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24
10
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30
11
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8
11
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28
カイツブリ目 ▼カイツブリ科
カイツブリ
コウノトリ目 ▼サギ科
コサギ
アオサギ
タカ目 ▼タカ科
ハチクマ
トビ
ハイタカ
オオタカ
サシバ
カモ目 ▼カモ科
マガモ
コガモ
トモエガモ
小型カモsp.
ハト目 ▼ハト科
キジバト
ドバト
カッコウ目 ▼カッコウ科
ホトトギス
キツツキ目 ▼キツツキ科
コゲラ
スズメ目 ▼ツバメ科
ツバメ
コシアカツバメ
イワツバメ
ツバメsp.
▼セキレイ科
キセキレイ
セグロセキレイ
▼ヒヨドリ科
ヒヨドリ
▼モズ科
モズ
▼ヒタキ科
▼ツグミ亜科
ルリビタキ
ジョウビタキ
クロツグミ
シロハラ
ツグミ
▼ウグイス亜科
ヤブサメ
ウグイス
キクイタダキ
▼ヒタキ亜科
キビタキ
コサメビタキ
▼エナガ科
エナガ
コガラ
▼シジュウカラ科
シジュウカラ
ヤマガラ
▼ゴジュウカラ科
ゴジュウカラ
▼メジロ科
メジロ
▼ホオジロ科
ホオジロ
ミヤマホオジロ
アオジ
▼アトリ科
アトリ
カワラヒワ
イカル
▼ハタオリドリ科
スズメ
▼ムクドリ科
ムクドリ
▼カラス科
ハシボソガラス
ハシブトガラス

調査協力:広島市安佐動物公園、ひろしま自然の会、広島市植物公園ガイドボランティアスタッフ

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