過去の園長のおすすめ

ヤマコウバシ(2017年11月13日)

ヤマコウバシ
 Lindera glauca Blume
 本州から九州の山地に自生するクスノキ科の落葉低木。
 葉は秋に黄色く色付き、冬に枯れた後も落ちずに枝に残ります。
 植物公園では、これを「落ちない葉っぱ」と呼び、受験のお守りとして毎年12月1日から売店で販売しています。

 ヤマコウバシ「落ちない葉っぱ」特設ページ


(園内位置:休憩展望塔東方の園路下)

マルバノキ(ベニマンサク)(2017年11月6日)

マルバノキ(ベニマンサク)
 Disanthus cercidifolius Maxim.
 本州と四国に自生するマンサク科の低木。広島県では廿日市市の自生地がよく知られています。
 秋には、美しい紅葉と星型の花、さらには一年越しに熟した果実を同時に見られる、ありがたい植物です。

(園内位置:マンサク園[芝生広場奥の斜面])

レックスベゴニア「ラズベリー・スワール」(2017年10月25日)

レックスベゴニア 「ラズベリー・スワール」
 Begonia rex Putz.cv. ?Raspberry Swirl'
 インド原産の野生種「レックス」をもとに作り出された葉の美しい園芸品種。
 葉は形や色彩の変化に富み、独特の金属光沢があります。
 当園のベゴニア温室では、花の美しい球根ベゴニアの陰で見過ごされることがありますが、渋い魅力を備えた品種群です。

(園内位置:ベゴニア温室)

ツノナス(フォックスフェイス)(2017年10月16日)

ツノナス(フォックスフェイス)
 Solanum marmmosum
L.
 熱帯アメリカ原産、ナス科の低木です。
 キツネ顔に似た形の果実が、光沢のある鮮やかな黄色に色づくことから、秋の花材として珍重されます。
 当園では、ハロウィンにちなんだ装飾に利用しています。
 ちなみに、果実には毒性があるとされ、食用にはなりません。


(園内位置:カスケード)

ドラクラ(2017年10月9日)

ドラクラ
Dracura sp.
 中南米の湿った森林内に自生する野生ラン。
 花の姿が吸血コウモリを思わせることから、ドラキュラ伯爵にちなんで名付けられたと言われますが、この種のようにサルの顔を連想させるものもあります。


(園内位置:フクシア温室)

アサザ(2017年9月17日)

アサザ
Nymphoides peltata O. Kuntze
 ユーラシア大陸に広く分布する多年生の水草。
 スイレンに似た葉を水面に浮かべ、初夏から秋にかけて、鮮やかな黄色の花を咲かせます。
 かつては、各地の湖沼やため池に見られましたが、今は絶滅危惧種のひとつとされています。

(園内位置:花の進化園)

ハスの実(2017年9月6日)

ハスの実
Nelumbo nucifera Gaertn.
 西アジア原産の多年生水生植物。
 実の形状が蜂の巣に似ていることから、「はちす」が転じて「はす」になったと言われます。
 ハスの種子は栄養価が高く、食用にされるほか、長期間発芽能力をもつことが知られています。

(園内位置:花の進化園)

太閤秀吉(2017年8月26日)

太閤秀吉(たいこうひでよし)
Boophane disticha Herb.
 南アフリカ原産、ヒガンバナ科の球根植物。球根は直径20cm近くにも達し、強い毒をもつと言われます。
 球根の先端から、細長い葉を扇状に広げる姿が、秀吉所用の「一の谷馬蘭後立付兜」に似ているため、この名があります。

(園内位置:サボテン温室)

サギソウ(2017年8月16日)

サギソウ
Habenaria radiata Spreng.
 日当たりの良い湿地に生える日本の野生ラン。
 鷺が飛ぶ姿に似ることから、この名があります。
 当園のシンボルマークは、このサギソウをデザインしたものです。

(園内位置:フクシア温室)

キバナコスモス(2017年8月8日)

キバナコスモス
Cosmos sulphureus Cav.
 メキシコ原産の一年草。ヨーロッパを経て、大正時代に日本へ渡来したと言われます。
 日照を好み、暑さに強いため、初夏から盛夏にかけて花を咲かせ続けます。植物公園の花迷路、夏はこの花が定番です。

(園内位置:森のレストラン前)

熱帯性スイレン(2017年7月15日)

熱帯性スイレン
Nymphaea cv.
 熱帯性スイレンの小型品種をポット植えにしてスイレン鉢に沈め、コンテナに入れて展示しました。真夏の強い日差しの中でも、スッと伸びた白や青の花が涼しさを感じさせてくれます。
(園内位置:カスケード)

スズランノキ(2017年7月6日)

スズランノキ
Oxydendrum arboreum (L.) DC.
 北米東南部原産、ツツジ科の落葉高木。6月下旬頃、枝先に長さ15pほどのアセビによく似た花穂を出し、7月中旬にかけて白いつりがね状の花を多数咲かせます。秋の紅葉が美しく、ニシキギ、ニッサとともに世界三大紅葉樹のひとつに数えられます。
(園内位置:屋外展示場前)

アナベル(2017年6月20日)

アナベル
Hydrangea arborescens ‘Annabelle’
  アメリカ原産のアジサイを改良した園芸品種で高さは90〜150cmになります。6〜7月ごろ緑色の蕾を出し、花色が次第に緑色から薄緑色、そして白色へ変化し、30cmにも達する、手毬の様な真っ白い集合花になります。アメリカ原産ながら、純白で繊細なアナベルの花姿は日本の庭園にもよく似合います。
(園内位置:日本庭園)

コルヌス・ホンコンエンシス(2017年6月3日)

コヌルス・ホンコンエンシス
(常緑ヤマボウシ)

Cornus hongkongensis.
 中国原産、ミズキ科の常緑高木で、最近流通し始めた花木です。6月頃に木を覆うように白い花を咲かせ、秋に赤く色づいた実をつけます。生長が遅く、なかなか大きくならないため、小面積の庭のシンボルツリーなどに利用されます。
(園内位置:屋外展示場下)

スイカズラ(2017年5月24日)

スイカズラ
Lonicera japonica Thunb.
日本全国の他東アジア一帯に分布し、山野や宅地によく見られる。スイカズラ科の常緑つる性木本。花は5〜7月に咲き、甘い香りがある。花弁は筒状で、先の方は上下二枚の唇上に分かれて、上唇は四裂になっている。咲き始めは白色だが、徐々に黄色になっていくため、金銀花の別名を持っています。また常緑のため、冬を耐えしのいでいるように見えることから、忍冬(ニンドウ)の名もあります。
 スイカズラの名は吸い蔓の意味で、古くは花を口にして、甘い蜜を吸っていたことに由来します。子供の頃の懐かしい遊びを思い出させる花ですね。

(園内位置:日本庭園)

フタリシズカ(2017年5月11日)

フタリシズカ
Chloranthus serratus Roem. et Schult
.
 沖縄を除く日本全国の山林に分布するセンリョウ科の多年草。花穂につく花びらのような白い部分は、雄しべの葯をつける柄で、内側に向かって雌しべを包んでいます。色鮮やかな花が沢山ある園内では地味な花ですが、よく見ると体長数ミリのアザミウマ類やアリ類が花に訪れています。 目立たない花にも少し足を止めて見てみてください。新しい発見があるかもしれません。(園内位置:うらら池周辺)。

ヒメウツギ(2017年4月29日) 




ヒメウツギ
Deutzia gracilis
 本州・四国・九州に自生するユキノシタ科植物。枝先に円錐花序を出し、白色の花を多数つけます。
 花には、蜜を吸いに来るセセリチョウやハナバチの仲間、花粉を食べに来るハナカミキリの仲間がたくさん訪れます。
 花の中をよく見ると、雄しべの花糸の翼が上部に広がっており、黄色い葯と併せて、クリオネたちが泳いでいるように見えませんか。
(園内位置:ロックガーデン)

アカボシシャクナゲ(2017年4月16日) 


アカボシシャクナゲ
Rhododendron hyperythrum
 台湾原産のツツジ科植物。白から薄ピンク色の花色をしており、上方の花びらには、赤色の斑点があります。この斑点は、花の蜜を吸いにくる昆虫へのアピールといわれています。
 現在、本種は接ぎ木の台木用として大量に生産されているため、皆様も知らず知らずに台木として育てているかもしれません。
 当園のシャクナゲ類の中で、一番早く咲く種となっています。
(園内位置:花の進化園、ロックガーデン)

ススキノキ(2017年3月21日) 


ススキノキ
Xanthorrhoea australis R. Br.
 オーストラリア原産のススキノキ(ユリ)科。山火事の後で真っ黒に焼け焦げながらも、焼け野原でこのときとばかりに花を咲かせるブラックボーイ(英名)ことススキノキが咲いています。当園では過去2回咲きましたがいずれも別株。今回の開花株は2014年10月の導入株です。
 オーストラリアの乾燥地に生育し、生長が非常に遅く、一年に数cmしか生長しないと言われます。その奥深くにある生長点を守るように、針金様の強固な葉を持っています。山火事後競争相手が少ないうちにいち早く生育場所を占有しようと、チャンスを待ち構えています。
(園内位置:サボテン温室)

クリスマスローズ(2017年2月18日) 


クリスマスローズ
Helleborus L.
 ベゴニア温室南の花壇で咲き競うようにつぼみを上げているクリスマスローズ。名前のとおり早咲きのニゲル種の血を引く交雑株から咲き始めましたが、“春一番”の便りが各地から届く昨今では、春に咲くオリエンタル種の交雑種も次々と花首を立ち上げています。
 “花”と言ってもこのクリスマスローズ(ヘレボルス)やセツブンソウ、アネモネ、ラナンキュラスなどのキンポウゲ科植物を華やかに彩るのはガク片。退化した花びらは雄しべとガク片の境界に観察することができます。
 クリスマスローズの仲間もこれから5月までが生育本番。古葉を掻き分けるように株の中心から新葉とつぼみを立ち上げ、生命力を感じます。
(園内位置:ベゴニア温室南側花壇ほか)

シナマンサク(2017年2月1日) 

シナマンサク
Hamamellis mollis D. Oliver
 震える寒さがまだまだ続いていると思っていましたが、「春近し!」とばかりにシナマンサクが咲いています。マンサクは「まず咲く」が訛ったと言われますが、本種は中国原産。日本の野山で見るマンサクに比べ開花が早く、一花も大きいことから、よく植栽されます。日本のマンサクと異なり、前年の枯葉を着けたまま咲いています。
(園内位置:芝生広場奥早春の花木植栽区)

カルーナ・ブルガリス‘ボスコープ’(2017年1月14日) 

カルーナ・ブルガリス‘ボスコープ’
Calluna vulgaris (L.)Hull cv.
 一段と寒さが強まり、屋外も冬枯れで色彩が乏しいこの時期、茎葉が鮮赤色に染まり、ロックガーデンを華やかに演出し、ひときわ目を引く存在です。ツツジ科の常緑低木で、イギリスの荒野‘ヒース’を構成する植物として知られ、冷涼でやせた酸性土壌に生育しています。カルーナ属はvulgaris種ただ一種ですが、花色に加え、茎葉の紅葉色の変化に富む様々な品種があります。
     (園内位置:ロックガーデン)

ウメ‘冬至’(2016年12月27日) 

ウメ‘冬至’
Prunus mume Sieb. et Zucc. cv.‘Toji’
 まだ冬枯れの日本庭園ではウメの極早生品種‘冬至’が咲き始めました。ここ2〜3年、天候不順の影響か、開花が暦と合わない年がありましたが、今年は暦どおり12/21冬至を過ぎた頃から咲き始めました。
 咲いているのはまだホンの数輪ですが、これから長期間咲き続け、春の香りを漂わせます。    
     (園内位置:日本庭園)

ヒイラキナンテン
      ‘チャリティー’(2016年12月15日) 

ヒイラギナンテン‘チャリティー’
Mahonia ×media ‘Charity’
 ヒイラキナンテンは中国・台湾原産のメギ科常緑低木。日陰にも耐えることから、都市部の緑化素材として思いの外、あちこちで植栽されています。通常は早春花穂を下垂させますが、本種は茎の先端にこの時期漁火が燃え上がるが如く25cm前後の花穂を1茎に15本近く立ち上げ、冬枯れの中、目を引きます。    
     (園内位置:香りの小径)

ヒイラキナンテン
      ‘チャリティー’(2016年12月7日) 

ヒイラギナンテン‘チャリティー’
Mahonia ×media ‘Charity’
 ヒイラキナンテンは中国・台湾原産のメギ科常緑低木。日陰にも耐えることから、都市部の緑化素材として思いの外、あちこちで植栽されています。通常は早春花穂を下垂させますが、本種は茎の先端にこの時期漁火が燃え上がるが如く25cm前後の花穂を1茎に15本近く立ち上げ、冬枯れの中目立ちます。未だ蕾ですが、黄色く色付いてきました。    (園内位置:香りの小径)

ベニマンサク(2016年11月17日) 

ベニマンサク(マルバノキ)
Disanthus cercidifolius Maxim.
 本州(中部〜近畿地方、広島県)、四国(高知県)の山地の谷間に生えるマンサク科の落葉低木。おおの自然観察の森に自生する株は県の天然記念物に指定されています。
 この頃の冷え込みで一気に紅葉してきました。それに合わせるように咲く花の姿はなんともユニーク!独特のドクダミ臭を周囲に漂わせます。是非ご一嗅を。
   (園内位置:芝生広場奥の斜面)

ツワブキ(2016年11月1日) 

ツワブキ
Farfugium japonicum (L.) Kitamura
 本州(石川、福島県以南)、琉球、台湾、中国、朝鮮半島にかけての海岸近くに自生するキク科の常緑多年草。強い耐陰性を持つことから、庭の日陰部を彩る花材として重宝されます。また、葉は単なる緑色ではなく、黄色のドットや白色覆輪などの斑が入る様々な品種があります。
 当園内に植栽している株は葉が緑色の普通に見かけるノーマルタイプですが、ちょうどこの時期、日陰に咲く鮮やかな黄色花は、より一層存在感があり、日陰を賑やかに演出しています。(園内位置:ベゴニア温室南側(屋外))

十月桜(2016年10月17日) 

十月桜
Prunus ×subhirtella cv. Autumnalis.
 サクラが真っ盛り!と言うと、やはり天候がおかしいためか?と思われるかもしれません。しかし本種は10月に咲く十月桜。当園ではイベント広間に新たに植栽した6m前後の若株が9月下旬から咲いております。秋に咲き始め冬の間中ポツリポツリと咲き続けます。近くに植栽している三波川冬桜、子福桜と共に、秋のサクラをご堪能ください。
    (園内位置:イベント広場周辺)

ゴンズイ(2016年9月22日) 

ゴンズイ
Euscaphis japonica
(Thunb. ex Murray) Kanitz.
 関東以西の本州、四国、九州で山野でよく目にするミツバウツギ科の落葉高木。初夏、枝先に円錐花序の黄緑色の花を咲かせます。果実は長さ1cm前後、厚く赤みを帯びています。ちょうどこの時期、熟して裂け、内側の黒い光沢のある種子を露出し、よく目立ちます。
    (園内位置:森のレストラン周りほか)

古城(コジョウ)(2016年9月7日) 


 
古城(コジョウ)
Patrinia scabiosaefolia Fisch.
 南アフリカ原産、ゴマ科の多肉植物。直径5〜6cmで壺状の塊茎をもち(下写真)、初夏になると頂部から枝を伸ばし、明るい紫紅色の花を咲かせる(上写真)。冬期には茎葉は枯れ、休眠する。
   (園内位置:サボテン温室)

オミナエシ(2016年8月27日) 

オミナエシ
Patrinia scabiosaefolia Fisch.
 秋の七草の一つとして、すっかりおなじみではないでしょうか?非常に長期間開花し、当園では7月20日には咲いており、今現在も園内のあちこちでご覧いただけ、遠方からでも認識できるくらい黄色い霞がかかるが如く群れ咲きます。
 その花は昆虫たちにも非常に魅力的なようで、コガネムシやハチ、チョウと訪問者が絶えません。
   (園内位置:花の進化園ほか)

センニンソウ(2016年8月15日) 

センニンソウ
Clematis terniflora
DC.
 蒸し暑さが続く晩夏〜初秋にかけて、明るい山野の境界や道路端に涼やかな白色の霞がかかるが如く群れ咲く姿をよく目にします。日本全土に分布し、5月に展示会を開催したクレマチスと同じ仲間。キンポウゲ科。
 白い花弁に見えるのは4枚のガク片。花後にヒゲ様に伸びる果実に着く花柱を仙人のヒゲや白髪に例えて名付けられました。
 茎や葉は有毒で皮膚にかぶれを起こしますが、根部は利尿・鎮痛など漢方として利用されています。
   (園内位置:うらら池北側園路ほか)

ヒゴタイ(2016年8月1日) 

ヒゴタイ
Echinops setifer Iljin.
 本州(愛知県、岡山県)、四国、九州、朝鮮半島のごく限られた場所に隔離的に分布することから、日本がまだ大陸と陸続きだった頃の名残の植物と考えられています。高さ1mを越す大型のキク科多年草。花形も特徴的で、宇宙を感じませんか?
 かつて備後地方の草地では普通に見られ、盆花として重宝していましたが、下刈りの人手不足や開発等で草地が減少し、絶滅危惧植物となっています。
   (園内位置:うらら池畔草地植栽区)

ミナヅキ(2016年7月25日) 

ミナヅキ
Hydrangea paniculata 
          
f. grandiflora Sieb..
 北海道、本州、四国、九州の山地に生える落葉低木、ノリウツギの品種。7〜8月、茎の先端に円錐花序を付けます。ノリウツギは少数の装飾花、多数の両性花を付けます。他方、ミナヅキは総て装飾花から構成されています。
     (園内位置:日本庭園)

西洋ニンジンボク(2016年7月13日) 

西洋ニンジンボク
Vitex agunus-castus L.
 南ヨーロッパ・西アジア原産の落葉低木。和名は、葉が朝鮮人参に似ていることと原産地から名付けられました。
 枝先に伸びる穂状花序に咲く花はかすかに匂い、通常良く見られる青紫色花の近くには白花品種も植栽しています。
     (園内位置:香りの小径)

サクララン(2016年6月27日) 

サクララン
Hoya carnosa
 熱帯・亜熱帯に属する日本(九州南部)・中国南部・オーストラリアのアジア東南部に分布するガガイモ科ホヤ属の一種。つる性の多年草で、茎から気根を出し、岩や樹に着生しながら長く伸張します。葉の脇から花柄を伸ばし、その先に?質で白色の花を多く着け、手毬状に咲かせます。花には芳香もあり、一度伸びた花柄は伸張しながら何度も花を着けることができます。
 和名は花型が桜の花に似、ラン科植物のような肉厚な葉を持つことに由来します。
     (園内位置:熱帯スイレン温室)

ミダレユキ(2016年6月21日) 

ミダレユキ
  リュウゼツラン科アガベ属の一種で、生長が遅く開花まで時間を要します。当園が開園して、本種は1986年・1995年の過去2回別の株ですが咲いています。蕾は緑色ですが開花すると栗色の穂状花序となります。6/11の時点では1m超の高さで咲き始め、今現在は2m超の見上げる高さまで咲き進みました。ロゼット型の葉の縁に白い糸状の繊維をつけ、本属中で最も美しい、と言われます。
  (園内位置:サボテン温室入口(屋外))

クマノミズキ(2016年6月15日) 

クマノミズキ
  ミズキの仲間の花のバトンは4月のハナミズキに始まり→ヤマボウシ→ミズキとわたり、暑さが増す初夏に本種が受け取り、現在ベゴニア温室北側に植栽している大木が満開を迎えています。
 下側から見上げてもそれと気付きませんが、上段の大テント側からご覧いただくと、散房状花序を間近に観察することができます。
  (園内位置:ベゴニア温室北側)

カシワバアジサイ‘ハーモニー’(2016年5月31日) 

カシワバアジサイ‘ハーモニー’
 今回のおすすめは北アメリカ東南部に自生するカシワバアジサイの園芸品種‘ハーモニー’です。
 和名そのままに柏の葉型の葉を持ち、他に一重咲き品種‘スノークィーン’、八重咲き品種‘スノーフレーク’が導入され、近くに植栽されています。本品種は他の2品種と異なり、節間の詰まった小輪花を多数つけます。つぼみは緑色を呈し、開花した装飾花の白色とのコントラストを楽しむことができます。
  (園内位置:うらら池沿いのアジサイ園)

コアジサイ(2016年5月24日) 

コアジサイ
 関東から西の本州、四国の山地に生えるユキノシタ科の落葉低木。同じ仲間のガクアジサイやヤマアジサイ、先にご紹介したコガクウツギのように大きく発達する装飾花は持ちません。初夏に他の仲間に先駆けて、枝先に平坦な散房花序をつけ、無数の淡青色の小花を咲かせます。
  (園内位置:うらら池沿いのアジサイ園)

コガクウツギ(2016年5月2日) 

コガクウツギ
 日本固有の高さ1.5m前後になる落葉低木で、アジサイ属の一種。その花序は、中心にある両性花とよく目立つ大きな装飾花から構成されます。
 日中時折暑い時期を迎え、日陰に咲く純白の花は一刻の涼しさを感じます。
     (園内位置:うらら池周辺)

ウンカリナ・グランディディエリ(2016年4月24日) 

ウンカリナ・グランディディエリ
 マダガスカルに自生する落葉性の中低木で、しばしば幹の基部が肥大します。春に柔らかい葉を出し、直径5cmほどの花を咲かせます。
 現地の人が、この葉を水に浸した液をシャンプーとして利用するので、「シャンプーの木」と呼ばれます。(園内位置:サボテン温室)

ヒメヤブテマリ(2016年4月19日) 

ヒメヤブテマリ
 スイカズラ科ガマズミ属の落葉低木または小高木。香りの小径の藤棚近くの株が、枝に列を成すが如く開花しています。小さなアジサイを並べたような花は、中心の両性花とそれを取り囲む5弁の装飾花により構成されます。装飾花の5枚の花弁のうち1枚は極端に小さいことから4枚に見えます。
 斜上する枝の上側に花を着けているため、気付かないうちに素通りしかねませんので、見逃さないよう是非足を止めて観察してください。  (園内位置:香りの小径)

クロフネツツジ(2016年4月12日) 

クロフネツツジ
 中国大陸と朝鮮半島に自生する落葉性のツツジ。園内に多いコバノミツバツツジと比べて花が大型で花色はピンク色。
 この上品な花色からアメリカやヨーロッパでは「ロイヤルアザレア(王室のツツジ)」と呼ばれています。
      (園内位置:ツツジ・シャクナゲ園)

菊桃(2016年4月5日) 

菊桃
 サクラが花盛りのなか、日本庭園では遅咲きのモモ品種‘菊桃’が咲き始めています。細い花弁を多数つけ、菊の花のように見えることからこの名があります。
 サクラに目を奪われて見損なわないよう、是非足を伸ばしてご覧ください。
        (園内位置:日本庭園)

白閃(はくせん)(2016年3月29日) 

白閃(はくせん)
 アルゼンチン原産の柱サボテン。
 細身の幹を林立させ、高さ1〜1.5mになります。細かい刺が全体を覆い、産毛をまとったように見えます。花は筒状で朱赤色、幹からキュウリが生えるように伸びています。
        (園内位置:サボテン温室)

スモモ‘ハリウッド’(2016年3月23日) 

スモモ ‘ハリウッド’
 芝生広場奥の花木植栽区では、ロウバイ→マンサク→サンシュユと咲き進み、ここのところの暖かさでスモモが一気に花開き、見頃を迎えています。
 こちらの品種‘ハリウッド’は、花粉量が多く花粉親としては優秀ですが、残念ながら食味が優れません。春の芽出しが深赤色であることから、別名「アカバスモモ」と言われています。
        (園内位置:芝生広場)

モモ‘関白’(2016年3月12日) 

モモ ‘関白’
 年末の極早生咲ウメ‘冬至’の開花から始まった日本庭園での花のリレーは、現在モモが引き継いでいます。正面〜カエデ園側の崖上にて、白花八重咲品種の‘関白’が咲き始めました。
 実を収穫する生食用品種とは異なり、花を観賞する「ハナモモ」に分類される一品種です。また、切花としてもよく栽培される品種です。
        (園内位置:日本庭園)

カワズザクラ(2016年2月29日) 

カワズザクラ
 現地の伊豆では終了しましたが、当園では、この冬新たに植栽されたカワズザクラがこれから見頃を迎えます。
 このサクラの原木は1955年頃、伊豆半島河津町の飯田さんの庭で見つけたもので。現地では伊豆の春を彩る花木として周知されてきました。
 カンヒザクラが片親であることは確実視されていますが、もう片方が不明となっており、伊豆を自生地とするオオシマザクラとも考えられています。花は淡紅紫色でやや濃色です。
   (園内位置:展示資料館横)

コショウノキ(2016年2月23日) 

コショウノキ
日本庭園の最奥、薄暗い中にひっそりと、しかし自己主張するがごとく鮮明な白い花を咲かせています。
 ジンチョウゲ科に属し、南関東より西に分布、山地の樹林下に生える樹高1メートル前後の常緑低木です。花はジンチョウゲほど強香ではありませんが、ほのかに香ります。雌雄異株で、早春から長期にわたり白い筒状花を枝先に群生させます。この株は1月中旬から咲き続けています。
 花後に楕円形球状の液果(果皮が肉質で水分含量の多い果実)を着け、赤く熟します。和名はこの果実がコショウのように辛いことから名付けられました。         (園内位置:日本庭園奥)

モモ‘雛遊び’(2016年2月17日) 

モモ‘雛遊び’
広島市で発見された早咲きのモモ園芸品種。今年は暖冬の影響で、昨年より3週間ほど早く花を咲かせました。    (園内位置:日本庭園)

エンジェルランプ(2016年1月20日) 

エンジェルランプ
ベンケイソウカ。冬の鉢花として様々な色・形の品種が出回るカランコエ。その中の一つユニフローラ系の園芸品種。ユニフローラはマダガスカル原産で崖や樹幹などに着生して生活しています。茎は細く、這う性質があり、赤〜濃紅色の愛らしい釣鐘様の花をぶら下げて咲かせます。その性質からつり鉢仕立てにしてよく楽しまれています。
 (園内位置:展示温室・サボテン温室)

ウメ ‘冬至’と‘八重寒紅’(2016年1月10日) 

ウメ ‘冬至’ と ‘八重寒紅’
バラ科。日本庭園では、例年は12月下旬から谷奥に向かって右手に植栽している‘冬至’(上写真)が咲き始め、後を追うように1月下旬ころから‘八重寒紅’(下写真)が咲き、開花期間が長い‘冬至’と共に冬枯れの日本庭園を紅白で華やかに演出します。しかし、今年は例年よりひと月〜ひと月半早く、紅白梅が競演しております。この冬の暖かさの影響で、‘八重寒紅’が早々に咲き始め、‘冬至’は既に満開、「春の香」を辺りに漂わせております。
         (園内位置:日本庭園)

アリストロキア トリカウダタ(2015年12月22日) 

アリストロキア トリカウダタ
ウマノスズクサ科。7月に御紹介した同じ仲間のアリストロキア ギガンテア はツルでしたが、こちらはメキシコ原産の直立する低木となります。アリストロキアの仲間はいずれも花弁を欠き、ガク片が発達した奇異な花を咲かせます。本種は短い花筒が3裂し、ねじれながら垂れ下がるのが特長です。
(園内位置:大温室(熱帯スイレン温室への入口付近鉢植え))

ヒゴツバキ‘万才楽’(2015年12月7日) 

 ヒゴツバキ‘万才楽(まんざいらく)’
ツバキ科。園芸文化が花開いた江戸時代、肥後藩(熊本県)の「花連」という愛好者によって作出されtヒゴツバキの一品種です。前回御紹介した「白侘助」とは打って変わって、絢爛豪華さが特長の品種群です。花は一重咲きで雄しべは広く開き、梅心のような型が最高のものとされ、室内の鉢作りでの観賞を想定して育成されてきました。ツバキ園においても他のヤブツバキやユキツバキと比べて、背を低く比べて、背を低く‘ずんぐり’低く背を、。背丈は一重の猪口(ちょこ)咲き(筒型)で微香があります。古くから茶席の花として人気があります。
       (園内位置:ツバキ園)

白侘助(2015年11月22日) 

白侘助(しろわびすけ)
ツバキ科。晩秋から咲く早咲きの椿(つばき)。小ぶりで繊細な樹姿に、極小輪の白花をつけます。
花は一重の猪口(ちょこ)咲き(筒型)で微香があります。古くから茶席の花として人気があります。
    (園内位置:ツバキ園(森のレストラン側)

イソギク(2015年11月11日) 

イソギク
キク科。磯にちなんで名づけられたように、関東・東海地方の海岸の崖に生える多年草。細長い地下茎を持っており、茎は細く曲がりながら30cm前後まで立ち上がります。葉は質がやや厚く、上面は緑色ですが下面や葉縁は銀白色で毛が密生しており、強風で日差しの過酷な海岸へ適応して生育しています。花冠は、花びらのある舌状花はなく、筒状花だけからなり、キクの中では地味な花と言えますが、群生する様は見事で、古くから栽培されてきました。
(園内位置:ロックガーデン(バラ園側入口近く)

ダイモンジソウ(2015年10月21日) 

ダイモンジソウ
ユキノシタ科。山地や高山の湿り気のある岩の上に生える多年生草本です。川岸を歩いていると、対岸の薄暗い岩肌に白く霞む様に群れ咲く姿はなんとも風情のあるものです。5枚の花弁のうち下側の2枚が細長く垂れ下がる花姿が『大』の字に似ていることから名づけられました。花期は夏〜秋と言われますが、当園では例年10月中〜下旬に開花します。
    (園内位置:ロックガーデン内滝近く)

キイジョウロウホトトギス(2015年10月17日) 

キイジョウロウホトトギス
ユリ科。山中の湿り気のある崖から下垂して生えるジョウロウホトトギスに似ており、変種又は亜種とする説もありますが、茎に毛がほとんどないこと、葉の基部の両側に耳片があることから、別種とされています。「キイ」の名は、紀伊半島の南部に特産することによります。8〜10月に、茎頂に1〜2個、上部の葉腋に1個着きます。薄暗い中、うつむくように咲く鮮明な黄色花は、日本人の侘び寂びに通じる、奥ゆかしさを感じさせる植物として親しまれています。
      (園内位置:ロックガーデン内滝近く)

ミヤギノハギ(2015年9月12日) 

ミヤギノハギ
マメ科。庭園や公園に最も植えられるハギで、本州の中部以北の日本海側に自生するケハギから作られた、と言われている園芸種です。毎年地際から勢いのいい枝を1.5〜2m近く伸ばし、枝垂れます。花は紅紫色で1.5cm前後ですが、15cm程の花序(花の集まった枝)を枝先につけます。
ハギは『秋の七草』に詠まれるほど、日本人の生活に馴染み深い植物で、詩歌や絵画、工芸品に登場するほか、家畜の飼料や細枝から籠や細工物が作られたり、生育の早さから斜面の緑化工に利用されます。また、葉を茶に、根をめまいやのぼせの薬としても活用してきました。
一年で最も見ごろを迎えたハギ園で、涼しい秋の風に揺れるハギを、御堪能ください。
        (園内位置:ハギ園)

ハス(2015年8月18日) 

花ハス(写真の品種は‘漢')
スイレン科。インド、中国、日本など熱帯・温帯アジアとオーストリアに分布。
水底の地中に形成される地下茎は節を作りながら横走し、レンコンを形成します。本品種は花ハスと呼ばれ主に花を観賞する品種です。
一花の寿命は4日程度で、午前中を中心に開花していた花弁が緩んできたら、間もなく散り時を迎えます。
その後、花床に蜂の巣状に種をつけ、種子の成熟に合わせて次第に傾き、種を水中へ落とします。
      (園内位置:花の進化園)

アリストロキア ギガンテア(2015年7月16日) 

アリストロキア ギガンテア
パナマ原産のウマノスズクサ科。
珍奇な花形をしているため、
観賞用として栽培されています。
花の裏側には卵型で
薄緑色の袋のようなものが
付いています。
(園内位置:大温室)

ダシリリオン(2015年6月23日) 

ダシリリオン
珍しいダシリリオンが
5年ぶりに開花。
高さ5mの花茎の中ほどから
上部の節に花がつき、
たくさんのトウモロコシが
ついているように見えます。
(園内位置:サボテン温室)

ハナショウブ‘連城の壁’(2015年6月8日) 

ハナショウブ‘連城の壁’
淡い藤紫に白筋底白の六英中輪。
草丈は低い。
開花後、花弁の緑に
細かいうねりを生じることがあり、
漣と称して鑑賞したという。
(園内位置:ハナショウブ園)

アジサイ ‘荒谷の子守唄’(仮称)(2015年6月6日) 

アジサイ‘荒谷の子守唄’(仮称)
日本庭園奥のヤマアジサイ。
広島市の荒谷山で発見され、
ギザギザの花弁が特徴。
(園内位置:日本庭園奥)

アジサイ‘黒姫’(2017年6月1日) 

アジサイ‘黒姫’
日本庭園奥のヤマアジサイです。
この他にも日本庭園では、
様々なアジサイやハナショウブが
咲き始めています。
(園内位置:日本庭園奥)

バラ ‘ラベンダー・ラッシー’(2015年5月21日) 

バラ ‘ラベンダー・ラッシー’
1960年。
ムスク系の強い香りがする花が
房咲きになるつるバラ。
返り咲き性もある。
(園内位置:バラ園)

バラ ‘パパ メイアン(2015年5月12日) 

 
バラ ‘パパ メイアン’
 1963年。
世界バラ会連合1988年に
「殿堂入り」に選出した名花。
強いダマスク香。
(園内位置:バラ園))

エビネ(2015年4月22日) 

エビネ
大温室で開花中です。
南アフリカ原産のヒガンバナ科の植物です。
名前に「ラン」が入っていますが、。
ラン科の植物ではありません。

ヒスイカズラ(2015年4月5日) 

ヒスイカズラ
花の色は緑がかった青色で、
まさに宝石の翡翠のような色です。
3月から5月頃まで
見ることができますが、
最盛期は4月頃です。
(園内位置:大温室)

ソメイヨシノ(2015年4月2日) 

ソメイヨシノ
はじめは「吉野桜」と
呼ばれており、
エドヒガンとオオシマザクラの
種間雑種と考えられている。
(園内位置:芝生広場)

カンクラ(20151年3月26日) 

カンヒザクラ
中国南部から台湾にかけて
自生するサクラの一種で、
沖縄では植栽されているほか、
自生状態のものも見られます。
下向きに咲くのが特徴です。
(園内位置:芝生広場))

ミツマタ(2015年3月16日) 

ミツマタ
ミツマタはジンチョウゲ科
ミツマタ属の落葉低木。
枝先が必ず三つに
分岐する習性があり、
その名が付きました。
(園内位置:日本庭園)

八重寒紅(2015年3月12日) 

ウメ ‘八重寒紅’
桃色中輪の八重咲きで
2月中旬頃から
咲き始める早咲きの梅。
梅は日本庭園と
ウメ園で開花中です。
(園内位置:日本庭園)

冬至梅(2015年3月2日) 

冬至梅
日本庭園で最初に咲く
早咲きの品種です。
白色一重の花びらが
寒さから身を守るように
肩を寄せ合って咲き、
風の穏やかな日には
ほのかに甘い香りが漂います。
(園内位置:日本庭園)

セツブンソウ(2015年2月23日) 

セツブンソウ
キンポウゲ科の多年草で
準絶滅危惧(NT)
(環境省レッドリスト)に
指定されています。
当園は広島市内でこの花を
見ることができる数少ない場所です。
(園内位置:ロックガーデン)

ウメ ‘紅冬至’(2015年2月15日) 

ウメ ‘紅冬至’
1月上旬頃から
咲き始める早咲きの品種。
ウメは中国原産
バラ科の落葉低木で
奈良時代頃に
日本へ伝わったとされている。
(園内位置:ウメ園)

ソシンロウバイ(2015年1月27日) 

ソシンロウバイ
ロウバイ科の落葉樹で、
花はロウ細工のような光沢と
透明感があります。
花が終わると、
みのむしのように見える
果実がつきます。
(園内位置:芝生広場)

ピンクボール(2015年1月8日) 

ピンクボール
熱帯原産の寒さに弱い常緑花木で、
日本の標準的な気候では
温室のある施設でしか
見ることができません。
ピンク色の花が咲き、
ブーケやくす玉を思わせる大きな
花の塊がいくつもぶら下がります。
また、花に甘い香りがあります。
(園内位置:大温室)

以前の園長のおすすめ(整理中)