位置図番号 |
品種名 |
写 真 |
特徴 |
1 |
寒緋桜※ |
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日本では石垣島に自生。花が赤く、下向きに咲き開花が早い。寒さには弱い。 |
2 |
寒桜(晩咲き性) |
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カンヒザクラとヤマザクラの種間雑種と考えられる。サクラの栽培種の中では最も早くから開花。 |
2' |
寒桜(早咲き性) |
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カンヒザクラとヤマザクラの種間雑種と考えられる。サクラの栽培種の中では最も早くから開花。 |
3 |
大島桜※ |
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伊豆大島に多い。白花、緑葉が標準形。サトザクラのもとになった重要な野生種。桜もちの葉に使われる。 |
4 |
三波川冬桜 |
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オオシマザクラとマメザクラの種間雑種と考えられる。10月頃より翌春まで咲き続ける。 |
5 |
水上 |
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花序は短く、花は白色で小さいがたくさんの花を咲かせる。 |
6 |
乙女東彼岸 |
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エドヒガンに似ているが、花弁の切り込み少し深い。 |
7 |
大提灯 |
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長い総梗で提灯のようにぶら下がってつくのでこの名前がついた。 |
8 |
伊豆吉野 |
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エドヒガンとオオシマザクラの種間雑種。広く栽培されているが、伊豆半島で自生が見られる。 |
9 |
修善寺寒桜 |
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カンヒザクラとオオシマザクラの種間雑種と考えられる。樹高が10mを超えるような大木になる。 |
10 |
兼六園菊桜 |
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花弁の数が最も多い品種で350以上ある。原木は兼六園にあった。 |
11 |
仙台屋 |
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ヤマザクラの栽培品種。紅色の花を持つ。原木は高知市の仙台屋の前にあった。 |
13 |
佐野桜 |
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ヤマザクラの栽培品種。佐野藤右衛門よって実生選抜されたもの。外側の花弁は円形だが、内側のは細長い。 |
15 |
子福桜 |
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春と、秋から冬にかけての2回咲く。シナミザクラが片親。果実は黒熟して甘い。 |
16 |
普賢象 |
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2本のめしべを象の鼻に見立てた名前。室町時代からあると言われる古い品種。 |
17 |
狩衣 |
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白色一重咲きで、サトザクラのシラユキによく似ている。 |
18 |
白山旗桜 |
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大きな白い花。正常な花弁が5枚と、花弁化したおしべが数個ある。 |
19 |
浅黄 |
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鬱金よりも淡い花色のもの。鬱金と同一との見解もある。 |
20 |
嵐山 |
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サトザクラの栽培品種。花弁は大きな円形で質が厚く、縁の色が濃い。 |
21 |
八重紅大島 |
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花弁は20から30。オオシマザクラとサトザクラの交雑種ではないかと考えられている。 |
22 |
鬱金 |
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独特の淡い黄緑色の花色は、染料のウコンにたとえらる。欧米でも人気があり、よく植えられている。 |
25 |
関山 |
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荒川土手に栽培されていたもの。花が大きく、花弁は20から45。2本のめしべは葉化する。 |
26 |
松月 |
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葉色は緑色が強く、先端は著しく糸状に伸びる。花色は淡く上品。 |
27 |
日暮 |
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花弁数は約20。形は丸く、中心から周辺部にむかっての色のグラデーションが上品。 |
28 |
思川 |
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十月桜の血を引くと言われている。小輪ながら枝を覆い尽くすほどに咲く。 |
29 |
有明 |
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サトザクラの栽培品種。薄い淡紅色の花弁は大きく皺がある。通常は5枚だが、それ以上になることもある。 |
30 |
金輪寺白妙 |
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花色が白とされている文献があるが、当園の株は桃色の八重で、中心部付近の花弁はねじれるようにつく。 |
31 |
虎の尾 |
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長い枝に花が群がってつき、虎の尾状になる。 |
32 |
六高菊桜 |
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岡山の第六高等学校に栽培されていた。開花時には新芽が展開している。 |
33 |
豆桜※ |
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富士山周辺でよく見られ「富士桜」と呼ばれている。小さくても開花するため盆栽としてもよく用いられる。 |
34 |
松前新珠 |
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1967年に選抜された新しい品種。花弁は30個前後、淡い紅紫色がかわいらしい。 |
35 |
作並菊桜 |
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花弁の多い菊桜の一つで、4月中旬に淡紅色の花が咲く。 |
36 |
祇女 |
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京都嵯峨中院に自生のものを祗王寺に移植。祇王の妹、祇女に因み命名。ヤマザクラ系で八重咲き、淡紅色。 |
37 |
峯桜※ |
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別名『高嶺桜』とも呼ばれ、1500m以上の亜高山帯に見られる。 |
39 |
大山桜※ |
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花が紅色なので「紅山桜」と呼ばれ、北海道にも多いことから「蝦夷山桜」とも呼ばれている。 |
41 |
霞桜 |
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葉柄などに毛がある場合が多く、別名ケヤマザクラとも呼ばれている。 |
42 |
麒麟 |
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カンザンに似ているが成長が遅く、幹がごつごつしている。 |
43 |
八重紅枝垂 |
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エドヒガン群に属する。開花期が長く、人気が高い。仙台や京都に多いといわれる。 |
44 |
紅枝垂 |
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エドヒガンの枝垂れ型のなかで花色が濃い品種。大木になるものが多い。 |
45 |
啓翁桜 |
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切り花としてよく用いられ、カンヒザクラとカラミザクラの種間雑種と考えられている。 |
46 |
御衣黄 |
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淡い緑色の花色が特異で、広く栽培されている。栽培場所によって花の大きさが違う。 |
48 |
八重曙 |
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サトザクラの栽培品種。花弁数は約12、福禄寿によく似る。 |
49 |
数珠掛桜 |
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原木は新潟県阿賀野市(旧 京ヶ瀬村)の梅護寺にあり、1927年に国の天然記念物に指定されている里桜。 |
50 |
紅豊 |
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北海道松前町において浅利政俊が作出した、高砂系(チョウジザクラの関与が推定される)の里桜。 |
51 |
熊谷桜 |
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キンキマメザクラが重弁化し、めしべが2個となったたもの。 |
52 |
広島江波山桜 |
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山桜の一種で、5〜13枚もの花びらをつける。広島市の天然記念物に指定されている。 |
53 |
染井吉野 |
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はじめは「吉野桜」と呼ばれており、エドヒガンとオオシマザクラの種間雑種と考えられている。 |
54 |
山桜※ |
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白い花と同時に赤褐色の若芽が伸びる。ほぼ日本中に分布している。 |
55 |
一葉 |
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サトザクラの栽培品種。淡紅色の花色で八重咲き。めしべが葉化することがある。 |
56 |
昭和桜 |
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ソメイヨシノの実生。一重で花色は白。 |
57 |
八重紅彼岸 |
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マメザクラとエドヒガンの種間雑種と考えられる。小彼岸の花が八重咲きになったもの。 |
58 |
天の川 |
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枝は横に張らず上に向かって伸び、花も上を向いて咲く。 |
60 |
越の彼岸桜 |
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「小彼岸」によく似ているが、雌しべに毛がある。10m以上に大きく育つ。 |
61 |
河津桜 |
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「寒桜」よりも濃い淡紅色で大きな花が咲く。「南桜」とも呼ばれている。静岡県の河津に原木がある。 |
63 |
佐藤染井 |
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ソメイヨシノの枝変わり品。広島市の佐藤氏が新品種登録出願中。 |
64 |
糸括り |
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とても古い品種で、長い2個の梗があり7〜8個の半八重の花が咲く。 |
65 |
八重紅虎の尾 |
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「江戸」「東錦」と呼ばれている桜と同じ栽培品種に分類される。 |
67 |
大島桜×山桜 |
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萼筒は赤くヤマザクラのように見えるが、萼片にオオシマザクラのような鋸歯がある。 |
72 |
上匂 |
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東京都の荒川提に栽培されていた品種。花に強い芳香がある。 |