ロックガーデンの様子と開花状況(12月)
ナカガワノギク(キク科)など、野生菊には12月に入っても満開の花を咲かせているものがある。このように、他の植物が枯れ始める頃に花を咲かせることから、中国の人々は古来、菊を逆境に負けない君子に例えてきた。
  南アフリカが原産のジャノメエリカ(ツツジ科)は、例年、12月頃からピンクの小さな花を株全体に咲かせる。花を拡大してみると、ピンクの中に黒い蛇の目模様があって、名前の由来が分かる。
   冬枯れの季節、青々とした常緑樹を尊く感じるのは、洋の東西を問わない人々の感性。西洋ではクリスマスの飾りに不可欠だし、日本でもマツはお正月の飾りに欠かせない。写真はクリスマスツリーに似合いそうなアカエゾマツ(マツ科)
 高山に生えるハイマツ(マツ科)。ここではぬくぬくと育っているからか、枝ぶりに高山植物らしい緊張感がない。